定期テストでは取れるのに模試の英語で伸び悩む人へ、原因の違いと立て直し方、塾選びの見方まで分かります。
定期テストで取れても模試で落ちる理由

定期テストでは点が取れるのに、英語の模試になると急に解けなくなる。こうした悩みは、能力不足というより、求められている力の違いで起こりやすいものです。学校のテストは授業範囲に沿って準備しやすい一方で、模試は初見の英文を限られた時間で読み、根拠を持って答える力が問われます。
つまり、定期テストの勉強をきちんとしてきた人ほど、「勉強しているのになぜ伸びないのか」と戸惑いやすいのです。特に、まじめに暗記を積み重ねてきた人、英語が苦手ではないのに偏差値だけ上がらない人がそう感じやすいです。逆に、そもそも単語や文法の基礎がほとんど入っていない場合は、受験向け対策の前に土台の立て直しが必要です。見るべき基準は、覚えた量ではなく、初見の英文で使えるかどうかにあります。
点が取れる場面がそもそも違う
まず押さえたいのは、定期テストと模試では「同じ英語」でも試される力や場面が違うということです。定期テストは授業で扱った単元や学校ワークに近い問題が出やすく、準備の方向がわかりやすい傾向があります。一方で模試は、単元名が表に出ないまま、複数の知識をまとめて使う問題が中心です。
たとえば、定期テストでは「関係代名詞の単元だから、ここはwhoかwhichを考える」と絞りやすくても、模試の長文では関係代名詞、分詞、接続詞、語彙の意味を同時に処理しなければ読めない場面が出てきます。ここで必要なのは、単元ごとの正解を覚える力ではなく、文の組み立てを見抜く力です。定期テストで高得点でも模試で苦戦するのは不思議なことではなく、場面が変わった結果だと考えると整理しやすくなります。
英語は暗記だけでは伸び切らない
結論から言うと、英語は暗記だけで模試レベルまで安定させるのが難しい科目です。理由は、単語や文法を知っているだけでは、長文の中でそれをすぐ使えないことが多いからです。英語の模試では、知識を思い出す速さと、文の中で意味を組み立てる力の両方が求められます。
たとえば単語帳で意味を言える単語でも、長文の中で別の意味で出ると急に読めなくなることがあります。また、文法問題では解けるのに、長文になると主語と動詞の関係がつかめず、読み違えて失点する生徒も少なくありません。こうした状態では、「覚えたのに使えない」という感覚になりやすいです。模試で点を取りたいなら、暗記を否定するのではなく、覚えた知識を文章の中で使う練習に変えていく必要があります。
模試で点数が落ちやすい人の共通点
模試で点が落ちやすい人には、いくつか共通点があります。まず多いのは、テスト前だけ集中的に詰め込む勉強です。短期的には点が取れても、学習内容が残りにくく、数週間後の模試では再現しづらくなります。次に多いのが、正解できたかどうかだけを見て、なぜその答えになるのかを確認していない状態です。
さらに、英語長文を「なんとなく前から読む」だけで終えている人も要注意です。文構造を見ずに雰囲気で読んでいると、少し複雑な文で一気に崩れます。加えて、模試の復習を点数確認だけで終える人も伸びにくいです。大事なのは、失点の原因が単語不足なのか、時間不足なのか、読み違いなのかを分けて見ることです。ここが曖昧なままだと、努力量は増えても成績がついてきません。
まず見直したい。これからの勉強法の選び方

定期テスト型から受験型へ切り替える
まず必要なのは、定期テストで通用した勉強を全部やめることではなく、受験に合う形へ切り替えることです。定期テスト対策は、基礎固めとしては十分役に立ちます。ただし、覚えるだけで終わる学習の比重が高いと、模試では伸びが止まりやすくなります。
切り替えの目安は、「答えを出せる」から「理由を説明できる」への移行です。たとえば文法問題で正解できたら、なぜ他の選択肢ではだめなのかまで言えるかを確認します。長文でも、なんとなく合っていた問題は再現性がありません。本文のどこを根拠にしたかを言葉にできるようにすると、初見の問題にも対応しやすくなります。受験型の勉強は派手ではありませんが、長い目で見ると一番ぶれにくい方法です。
向いている対策と注意したい対策
模試対策として向いているのは、基礎の確認とアウトプットを組み合わせるやり方です。逆に注意したいのは、インプットだけで安心してしまう勉強です。単語帳や文法書を何周もしているのに偏差値が上がらない場合、多くは「覚える」まではできても、「使う」練習が不足しています。
模試対策に向いている勉強法の例を挙げると、次のようになります。
- 単語を意味だけでなく例文で確認する
- 文法問題で正解の根拠を口に出す
- 長文で主語・動詞・修飾のつながりを取る
- 模試後に失点原因を分類して復習する
一方で、学校配布の問題集を答えだけ覚えて回す方法は、定期テストには間に合っても模試では崩れやすいです。いまの勉強法が自分に合っているかを見るには、「初めて見る英文でも同じように解けるか」を基準にすると判断しやすくなります。
英語で優先したい学習の順番
英語の立て直しでは、順番が大切です。結論から言えば、単語、文法、英文の構造、長文演習、時間配分の順で整えるのが基本になります。ここを飛ばして長文ばかり解いても、読めない原因が分からないまま疲れるだけになりやすいです。
たとえば、語彙が足りない生徒が共通テスト形式の長文を解いても、毎回推測に頼る読み方になってしまいます。また、文法の知識があっても、主語と動詞をすぐ見抜けなければ、複雑な一文で止まります。だからこそ、単語と文法は「問題集で正解するため」ではなく、「長文を読むため」に入れ直す必要があります。優先順位が定まると、勉強量に振り回されず、何をどこまでやればよいかが見えやすくなります。
模試で通用する英語力の伸ばし方

単語と文法を使える形にする
まずやるべきなのは、単語と文法をテスト用の知識から、読解で使える知識に変えることです。英語の模試では、単語帳の見出し語を思い出す力だけでは足りません。文の中でどう使われるか、似た語とどう違うかまで見えてはじめて得点につながります。
たとえば、単語学習では日本語訳を一つだけ覚えるのではなく、例文の中で意味を取る練習が必要です。文法も同じで、並べ替えや選択問題がなんとなく解けるだけでは不十分です。「この節はどこにかかるのか」「このto不定詞は何のはたらきか」まで見られると、長文での処理が安定します。ここを丁寧にやり直すのは遠回りに見えますが、模試で急に崩れなくなる土台になります。焦って難問に進む前に、使える基礎に変わっているか確認したいところです。
長文は構造をつかむ練習が必要
長文対策で一番大切なのは、速く読むことより、まず正しく読むことです。模試で読めない原因は、読む量が少ないことだけではありません。文の骨組みをつかめず、途中で意味がずれてしまうことがよくあります。だから、最初は精読の時間をしっかり取るほうが結果的に近道です。
具体的には、主語・動詞・目的語を押さえながら、一文ずつ構造を確認します。関係代名詞や分詞が入った文、挿入がある文で止まる人は特に効果があります。また、逆接や因果関係など、文章の流れを示す語に印をつけるのも有効です。長文が苦手な人ほど、問題演習の量だけ増やしがちですが、読み方が曖昧なままでは伸びません。まずは一文を崩さず読めること、そのうえで段落ごとの役割をつかむことが、模試で安定して点を取る第一歩です。
解きっぱなしにしない復習が差になる
模試で差がつくのは、受けた後の復習です。点数を見て終わる人と、失点の理由まで確認する人では、次回の伸び方が大きく変わります。模試は「できなかった問題の集合」ではなく、「何を直せば伸びるかが見える材料」です。
復習では、間違えた問題を次の3つに分けると整理しやすいです。
- 単語や文法の知識不足
- 文構造や内容の読み違い
- 時間配分や焦りによるミス
たとえば、内容一致問題を外した場合でも、原因は語彙不足かもしれませんし、設問を急いで読み違えただけかもしれません。原因が違えば対策も変わります。さらに、解説を読んで終わるのではなく、自分の言葉で「なぜ間違えたか」を言えるようにすると、同じミスを減らしやすくなります。模試の成績を上げたいなら、受験直後の1〜2日で復習する習慣をつけることが大切です。
塾や学習サービスの選び分け

集団授業と個別指導の違い
塾選びで迷ったときは、今の自分の学力よりも「どのような学習の悩みを抱えているか」で選ぶと失敗しにくいです。集団授業は、一定のペースで基礎から演習まで進めやすく、周りと比べながら学べる良さがあります。一方、個別指導は、自分の弱点や予定に合わせやすく、復習の抜けを細かく見てもらいやすいのが強みです。
それぞれ向いている人も異なります。授業を受ければ理解できるが、自分で計画を立てるのが苦手な人には、管理まで見てもらえる個別型の塾や学習サービスが合いやすいです。逆に、基礎はある程度あり、演習量を増やしたい人には集団型が効率的な場合があります。ただし、個別なら必ず伸びる、集団なら必ず安い、という単純な話ではありません。何を教わるかだけでなく、復習の管理があるか、質問しやすいか、報告や面談の仕組みがあるかも確認したいところです。
AI教材や学習アプリを使うときの注意点
AI教材や学習アプリは、うまく使えば復習の効率を上げやすいです。特に、自分の誤答をすぐ整理したい人や、短時間で反復したい人には便利です。ただし、便利さだけで選ぶと、模試で必要な深い理解が抜けることがあります。
注意したいのは、答えや解説をすぐ見られることで、分かった気になりやすい点です。英語は、自力で根拠をたどる時間がないと、知識が定着しにくくなります。また、通信環境や端末代、有料プランの継続費など、授業料以外の負担がかかることもあります。AI教材は、弱点の洗い出しや反復には強いですが、読み方や考え方の癖を深く直すには限界もあります。講師の指導と組み合わせるのか、単独で使うのかを先に決めておくと、無駄な出費を防ぎやすくなります。
迷ったら見るべき判断ポイント
塾や学習サービスを選ぶときは、名前の大きさより「自分の課題や悩みに対して何をしてくれるか」で見たほうが納得しやすいです。特に、定期テストは取れるのに模試が伸びない人は、授業内容だけでなく、復習と振り返りの設計を見るべきです。
確認したい点は次の通りです。
- 解答の根拠まで確認する指導か
- 長文の読み方を言葉で教えてくれるか
- 復習日や確認テストの仕組みがあるか
- 月ごとの報告や面談があるか
- 料金以外に教材費や追加費用が出るか
ここを見ずに「有名だから」「友達が行っているから」で決めると、授業は受けていても模試の弱点が埋まらないことがあります。見学や相談の段階で、模試ができない理由をどう考えているかを聞くと、その塾の考え方が分かりやすいです。
全塾(まっこと塾)の強みと料金の見方

全塾が合うのはこんな人
高知市帯屋町にある全塾は、英語や国語で「理解したつもり」で止まりやすい人、自学自習の進め方に不安がある人、復習習慣を作りたい人に合いやすい塾です。英語・国語の「なぜ」を言語化し、理解から演習、復習までを一連で設計するカリキュラムを採用しています。復習不足による悪循環を断ちたい生徒に向いた学習塾となっています。
主に文系科目に力を入れ、共通テストや二次試験対策、総合型入試の小論文対策を行う案内もあります。自習室の活用や学習の目安づくりも含めて、自分で勉強する力を育てたい人には相性がよいです。
同ビルには、提携先の理数専門塾の開願塾もあります。こちらも復習習慣を作りたい学生にぴったりの塾です。
授業と復習の仕組みに特徴がある
全塾の特徴は、高い授業の質に加えて、授業後にどう定着させるかまで組み込んでいる点にあります。平日に学んだ内容を週末にアウトプットし、復習習慣が自然に身につくようなカリキュラムが設計されています。さらに、2025年度からはリピート定着クラスが始まり、授業内容を別日に確認する仕組みが用意されています。
この仕組みは、定期テストでは点が取れても模試で崩れる人と相性がよいです。理由は、模試で必要になる力は「その時に覚えているか」ではなく、「少し時間が空いても使えるか」だからです。全く同じ問題を解いて、分かったつもりを点検することに重点を置いているので、復習の弱さを自覚しにくい生徒には有効です。塾長は英語や古文の読み方に関する指導を得意としているため、読解で止まりやすい生徒は相談しやすいでしょう。
料金と追加で見たい点
料金は、受験クラスが1講座11,000円から、リピート定着クラスが1講座4,000円から、個別授業が週1コマ15,000円からとなっています。受験クラスは授業数によって変動するとされているため、総額は受講数に応じて確認が必要です。個別授業は枠に限りがあり、時間帯や内容も要相談となっています。
見るべきなのは本体価格だけではありません。追加で確認したいのは、講座数の増減による月額、教材の扱い、個別の空き状況、同時入塾特典の条件です。提携先の開願塾と同時入塾した場合、もう片方の入塾金が無料になる特典もあります。とはいえ、時期や運用が変わることもあるため、相談前に最新案内を確認しておくと安心です。
場所は高知市帯屋町2-7-5 K STUDIO 3F
営業時間は月〜土の13時〜22時です。
よくある質問
詰め込み勉強でも間に合いますか
結論から言うと、定期テストには間に合っても、模試で安定して点を取るには不向きです。理由は、直前に入れた知識が短期間では使えても、時間が空いたときに抜けやすいからです。模試は学校の進度に合わせて来てくれないため、短期記憶だけでは対応しきれません。
もちろん、テスト直前に確認量を増やすこと自体は悪くありません。ただ、それが毎回の中心になると、学んだ内容が積み上がりにくくなります。特に英語は、単語・文法・読解がつながっている科目です。詰め込みで一時的に乗り切るより、短い時間でも毎日・毎週の復習を回すほうが、結果的には模試に強くなります。
模試の判定が悪いともう遅いですか
いいえ、判定が悪いこと自体で可能性が決まるわけではありません。模試は今の立ち位置を示すものであって、将来の結果を断定するものではないからです。定期テストと模試で求められる力が違う以上、これまでの勉強が模試向けになっていなかっただけ、ということも十分あります。
大事なのは、落ち込むことより分析です。英語なら、単語不足なのか、精読不足なのか、時間配分なのかを分けて考えます。判定が悪いとやる気が下がるのは自然ですが、その気持ちのまま次の模試を迎えると差が広がりやすいです。まずは1回分の模試を材料にして、失点の型を見つけることから始めるのが現実的です。
リスニング対策は何を変えるべきですか
聞き流しだけで済ませず、音の変化と意味の処理を一緒に鍛えるのが大切です。英語のリスニングは、聞こえた音を知っている単語に結びつけるだけでなく、聞きながら内容を追う力が必要です。そのため、音読、スクリプト確認、オーバーラッピングを組み合わせるほうが伸びやすくなります。
たとえば、聞き取れなかった部分を見直すと、知らない単語ではなく、音がつながって別の形に聞こえていたケースがあります。こうした点を放置すると、何度聞いても同じ場所で止まります。読む力が弱いとリスニングも伸びにくいので、長文読解と切り離さずに考えるのも大事です。リスニングだけ別科目のように扱わないほうが、総合的には効率がよいです。
定期テスト対策は捨ててもいいですか
基本的には、完全に捨てるのはおすすめしません。定期テスト対策の中には、基礎の確認や内申の維持など、あとで困らないために必要な部分があるからです。ただし、一般入試を主軸にするなら、定期テストに時間をかけすぎない工夫は必要です。
判断の目安は、学校範囲の勉強が受験勉強の土台になっているかどうかです。英語なら、単語や文法の確認、本文の精読は受験にもつながります。逆に、提出物や暗記に偏った作業ばかりで時間が消えているなら、配分を見直したいところです。目先の点数だけでなく、受験まで残る力になっているかで考えると、優先順位を決めやすくなります。
保護者はどう声をかければいいですか
まず大切なのは、「定期テストができるのに模試ができないのは、努力不足と限らない」と理解することです。本人はすでに頑張っている場合が多く、そこで責められると勉強法の見直しより自己否定が強くなってしまいます。必要なのは結果への評価より、原因を一緒に整理する姿勢です。
声かけとしては、「どこができなかったの」「次は何を直せそうか」と、分析を促す聞き方の方が良いでしょう。逆に、「なんでこんな点なの」「もっとやりなさい」だけでは、復習の質が上がりません。また、塾や教材を選ぶ際も、授業時間の長さより、復習の仕組みや報告の分かりやすさを見ると判断しやすくなります。本人の気持ちを保ちながら、やることを具体化する支え方が効果的です。
定期テストはできるのに模試で英語ができないときの整理
- 定期テストと模試では問われる力が同じではない
- 学校範囲の暗記だけでは初見問題に対応しにくい
- 模試で崩れる原因は努力不足より勉強のやり方にある
- 正解できた理由を説明できる学習へ切り替えるべきである
- 単語と文法は長文読解で使える形まで入れ直す必要がある
- 英語長文は速さより先に文の骨組みをつかむことが大切である
- 模試は受けっぱなしにせず失点原因を分析して復習すべきである
- 塾選びでは授業内容だけでなく復習管理の有無が重要である
- AI教材は便利だが分かったつもりにならない使い方が必要である
- 全塾は理解の言語化と復習習慣づくりを重視している
- 全塾の料金は講座数や個別枠で変動するため事前確認が必要である
- 保護者は点数だけでなく原因整理を支える関わり方が望ましい
- 定期テスト対策は捨てるのでなく受験につながる形へ寄せるべきである


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